新規掲載 (what’s new):DSMC計算による円管内流速の層流分布からの逸脱:乱流再現?(Transition from laminar to pseudo-turbulent distribution of flow velocity in a circular tube by DSMC calculation)
私のこのHPは,新しい記述をほとんどしないまま,今年を終わってしまいそうです.もちろん,PCによる計算自体は続けていましたし,それなりの進展もありましたが,それよりも,今年は,実家の整理・処分という難行に老体に鞭打って臨んでいたためHPの方は疎かになってしまったのです.2年前に母親が亡くなって空き家になっていた実家を処分するという話が持ち上がったのが今年の4月ごろ.兄は母に続いてすでに亡くなっており,姉,弟,義姉(兄嫁),私の4人が集まって協議をし,その場では,姉と義兄(姉の夫)が中心になって話を進めるということだったので,私はただそれを見守っていればよいものと高を括っていました.ところが,不動産屋さんと話をする当日になって,突然,姉が私に「お父さん(義兄のこと)はもうやりたくないと言い出したので,あんたが中心になって話を進めなさい」と高圧的に指示します.「ええーっ,話が違う」と私.姉がこういう態度で話をし出すと,私にはもう反論はできません.弟はというと,いろいろ理由を付けて「全部任せるから」とその場には出てきません.義姉は何も言わないので安心していたら,兄の子供が結構意見を言い出すので私としては「面倒だなあ」という気分.「まあ,そんなに簡単に土地が売却できるとは思えないし,ゆっくりやればいいか」と考えていたら,不動産屋さんとの会合から一週間後に,「希望額で売却先が見つかりました」との回答がありました.実は,私の実家は,戦後まもなくに,父と父の兄(私の伯父)の二人が土地を手に入れて,両家の二つの家が,同じ屋根の長い廊下でつながって建てられているので,私の実家だけを解体するというのは容易ではありません.本家(伯父の家)は,もう孫の代になっていますが,家を解体するつもりは全くないとのこと.家の解体に先立って,家の中を整理するのも面倒なことでしたが,実家と本家をうまく分割・分離できるかどうかが最大の難関でした.その難関を細かく書き出すときりがないのでそれは省略し,まあいろいろありましたが,結果としては,面倒見のよい不動産屋さんと,そこに紹介してもらった優れた解体工事業者さんに巡り会えたことが幸いして,本年中に全てを完了することができました.そうそう,誠実で厳密な測量士さんにも大変お世話になりました.庭にどっかり置かれていた大きな庭石たちも,幹の太さが40cmを超える元々は背丈ほどのクリスマスツリーだったヒマラヤ杉の大木も,綺麗さっぱりと片付きました.
12月になって,実家の整理・処分も終了したので,少しだけでもHPを充実させようと,「DSMC計算による円管内流速の層流分布からの逸脱:乱流再現?(Transition from laminar to pseudo-turbulent distribution of flow velocity in a circular tube by DSMC calculation)」と題した項目を書き始めることにしました.この項目は,私が最も書きたいと思っていたもので,来年には,充実させて行きたいと思っていますが(とりあえず思うだけかも),まずは今年,その導入部分を記述します.